両親が肥満だと、子供も肥満率が高いのだろうか。
いや、両親が肥満でも肥満でない子供はたくさんいる。
今回はダイエッターの皆さんが気になる、肥満の遺伝性についてご紹介する。
肥満は遺伝?
結論からお伝えすると、遺伝学的には肥満は遺伝性があると言われている。
その理由は、『ドーパミン』と言う脳内ホルモンが関係しているからだ。
ドーパミンとは・・神経伝達物質の1つで、生きるために必要なやる気を促し、楽しいこと・幸せを感じる時に脳内で放出されるホルモンのこと。幸福感だけではなく、感情・意欲・思考等心の機能に関わっている大事なものだ。
つまり、ドーパミンが出てるほど幸福度や満足感が高い傾向にある。
ドーパミンが不足するとやる気が出なくなったり記憶力の低下等を引き起こし、幸福度が低下すると言われている。
肥満とドーパミンの関係性
私達は生きていく中で、必ず食べなければいけない。
人は食事中、食べていて心地良く幸福度が高いため、ドーパミンが多く放出されている。
脳内では、食べる=満足度が高くなるような構造になっているからだ。
だが、肥満の人はドーパミンが神経伝達物質に対する受容体の数が少ないと言われている。
”食べても満足感が得られない=ドーパミンの放出量が少ない”
この理由で、食べ過ぎて摂取エネルギーが過多になっていると考えられる。
肥満の人はドーパミンの放出量が少ないと言うことが、遺伝と関係している。
ただ、注意してほしいのが遺伝はほぼ100%ではないので自暴自棄になったり諦めの要因に決して、なってはいけない!
遺伝で100%体型が決まるわけではない
確かにドーパミンが少ないと、過食傾向にあると言われている。
世界で見てみると、日本は有難いことに食糧に困ることはない。
食糧を確保するのが難しい国で、肥満の人を見たことはないだろう。
従って、遺伝的要因が比較的影響するのは先進国である。
食べ物を食べようとした時に、いつでも自由に食べることができる環境だからだ。
このことにより、太っているか痩せているかを決めるのに遺伝的要素は、少ししか含まれていないことが分かる。
私達は食べ過ぎないと言う、選択肢を選ぶことができる!
ドーパミンは操れる?!
さて、肥満の遺伝的要素は自分で変えられると分かったところで、ドーパミンを操る方法が1つある。
それは、『自分の好物を食べる』ということ。
好物を思い浮かべただけで、幸福度が増してくる。
自分の好物を食べている時は幸福度や満足度が高く、ドーパミンがたくさん放出されている。
以下の2つを見比べて見てほしい。
・1人で好物を食べている時は、ついつい量を多く食べ過ぎてしまう
・仲の良い友人と話しを楽しみながら好物を食べている時は、1人の時より食事の量を抑えることができる
この2つの違いは、友人との話を楽しみながら好物を食べているので幸福度・満足度が1人の時に比べ高いことがわかる。
従って、過食を抑えるためには自分の好きな物と楽しいと思えるような環境で食事をすると食べる量は抑えられる。
だが、好きな食べ物が高カロリーだとこの方法は難しいので注意を。
遺伝は自分次第で変えられるものもある
生まれ持った遺伝、身長・顔のパーツ・体格等はなかなか変えることができない。
自分の行動や努力で変えられない部分は、気にしても仕方がないだろう。
だが、肥満に関しては遺伝的要因があったとしても、食べるものの選択や環境は自分自身で行えることが分かった。
まとめ
私達は生まれ持った遺伝的要素がある中で、どう過ごしていくかが重要だ。
遺伝的要素がある環境下で育っても、どれだけ皆さんがベストを尽くして幸せに生きられるかが、鍵となるだろう。
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